2000年2月29日 3月17日 4月1日 6月27日
(Windows9xによる改善編、そのPCサポートの効率は?・そろそろリソースについて理解しよう改題)
PCがヘン!!!
突然カタまったり、「不正な処理」ってでる!!
原因はよくわからないけど、とりあえずWindowsを再インストールしたら直りました。
さて、どう感じるであろうか。
頻発する「不正な処理」の解消のため、Windowsを再インストールは確かに有効な手段の一つであることは間違いない。
しかし、Windowsの再インストールはデータのバックアップから、フォーマット、めんどいインストール/設定が発生する。
時間も早くて四半日はかかってしまうだろう
しかし、「不正な処理頻発→Windows再インストール」では、
トラブルに対するスキルはいっこうに向上せず、
客が増えるとトラブルも増えるだけである。
Windowsを再インストールというのは最終手段のはずなのだが、
まずはその前に短時間でできそうなことを考えていこう。
なお、この話はWindows95、Windows98、Windows98SEの話であることを踏まえておいて欲しい。
Windows9xを使う上で、「システムリソース」という概念は是非おさえておきたい。
システムリソースは、マイコンピュータを右クリックして、プロパティを見て欲しい。
↓マイコンピュータを右クリックしよう
↓システムのプロパティで「パフォーマンス」をクリック
↓システムリソースという欄を見て欲しい
このシステムリソースはソフトを起動するごとに減っていく。
そして、この空きが、50%を切ると、いつ不正な処理が出てもおかしくない状態であることを覚えておいて欲しい。
そして、このリソースの空きを増やす方法だが、メモリを増設してもリソースは空かないことも覚えておいて欲しい。
256MB積もうとと512MB積もうとリソースの空きは同じである。
では実際の方法だが、
★☆ここからは自己責任で!!☆★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
1.念のためデフラグ、スキャンディスクってみる。
2.画面のプロパティで、視覚効果をすべてなくす。
3.スタートアップフォルダの中身を全て削除。
4.フォントをがんがん消す。
5.壁紙、スクリーンセーバーもカット。
6.c:\Windows\ttfcacheを消す。
7.*.tmp、*.bak、*.log、*.old、*.gidを削除
8.その他の常駐物をがんがんはずす。(窓の手を利用するのがいいかな?)
↑視覚効果は全部はずす。システムの安定性が最優先だ。
↑msconfig(システム設定ユーティリティ)を使うとさらにスタートアップを減らすことができる。
↑スタートアップをがしがし消す。ホイールマウスを使っている人はむやみに全部消すとホイールできなくなる可能性があったりする。
このあたりでWindowsを再起動してみて欲しい。
起動時のシステムリソースの15%アップはカタイだろう。
っていうか、あれだけ頻発していた不正な処理がほとんどこれで直ると思う。
余った時間で客のスキルアップに努めればなお結構。
Windowsも強固になり、新たなトラブル発生率が激減するはずだ。
家電出身のPCメーカーはおまけ満載で、
購入直後のWindows起動時点で50%を切っていることがあったりする。
この状態でNinoがまずすることはここからどこまでリソースを空けられるか、のチャレンジだったりする。
はっきりいってマインスイパーより全然面白いので、ぜひ試してみて欲しい。
ついでだからメモリを買わなくてすんだ費用で温泉でも行かれたらいかがであろうか。